このツールは、基本的なコードの聞き分けをマスターした方のための、次のステップとなる『テンションコード』専門のイヤートレーニングWEBアプリです。
「メジャー系」「マイナー系」「ドミナント系」に分け、ジャズ特有の美しくも複雑な響きを聞き分ける能力を養います。
ボイシングは全て基本形です。
このチャレンジの使い方
- 「メジャー系」「マイナー系」「ドミナント系」を選んで、音源を読み込みます
- 「問題を再生」を押して、再生される和音(テンションコード)を聴きます
- 答えだと感じたコードネームをクリックしてください
- 正解・不正解が表示されます
- 「次の問題へ」ボタンで、新しい問題に挑戦しましょう
なぜテンションの聞き取りが重要か?
テンションを聞き分ける力は、音楽理論という“知識”と、実際の演奏という“実践”をつなぐ、重要な架け橋です。
たとえば耳コピのとき、「M7」と判断するだけでなく、そこで鳴っているテンションまで正確に聞き取れるようになると、音に対する解像度が飛躍的に高まります。
アドリブやコンピングでも、バッキングのコードにリアルタイムで“反応”できるようになります。V7で鳴った「b9」の緊張感を感じ取り、その響きを意図的にフレーズに取り入れたり、逆に避けて違う色彩を加えたりすることで、より自由で表現力のある演奏が可能になります。
トレーニングのヒント
まずは、基本のコード(M7や7th)の響きをしっかりと思い浮かべ、そこに「何の音が加わっているか」という『差分』に集中してみてください。
例えば、ドミナント7thに「b9」が加わったときの緊張感のある響き、「#11」が加わったときのリディアンスケールを想起させる浮遊感など、各テンションが持つ独特のキャラクターを感じ取るのがポイントです。
聞き取れなかったコードは、クイズの後に必ずギターで弾いて、その響きを体に染み込ませましょう。これが最も効果的な復習方法です。
基本コードトレーニング
テンションコードのトレーニングが難しいと感じる方は、まず、基本的なコードの響きをマスターすることをお勧めします。全てのハーモニーの土台となる耳を、ここで完璧にしましょう。