Mike Morenoのトリオアルバム「Three For Three」からPerhapsをタブ譜付きギタースコアにしました。
パワーコードのキメを使ったメロディのアレンジ法、マイナーペンタトニックスケールを使った歌わせ方、II-V-Iリック、コンピングなどトリオ演奏に必要なアイデアが学べます。
音源を聴きながら楽譜を追ってみてください。
Perhapsはチャーリー・パーカー作曲のブルース(キー=C)です。
メロディ
2コーラス分はパワーコードと4度音程を使ったキメあり。3コーラスめは通常のバックの上でメロディを弾くアレンジになっています。
アドリブ
Cマイナーペンタトニックスケールを主体にしたシンプルなアドリブから入っています。
2コラース目

3コラース目

4コラース目

5コラース目

6コラース目

7コラース目

8コラース目

9コラース目

10コラース目

11コラース目

12コラース目

ベースソロのコンピング

2コラース目

3コラース目

4コラース目

5コラース目

6コラース目

1コーラストレード
ベースソロの後はドラムとの1コーラストレードがはじまります。
ドラムソロ
最後は完全なドラムソロになります。小節数を数える練習に最適です。
後テーマメロディ


Perhapsのコード進行分析
シンプルなCキーのブルースです。
コード進行ローマ数字表記
使えるスケールは以下の通り
- 1〜3小節めのC:Cメジャー
- 4小節めのC7:Cオルタード系
- 5〜6小節めのF7:Fミクソリディアン
- 7小節めのC7:Cミクソリディアン
- 8小節めのA7:Aオルタード
- 9小節めのD-7:Dドリアン
- 10小節めのG7:Gオルタード系
オルタード系は、オルタードスケール、コンディミなどオルタードテンションを含んだスケールの総称です。
上記以外に、Cマイナーペンタトニックスケールはどこでも使うことができます。
アルバム「Three For Three」
Mike Morenoのセンスが詰まったアルバム。さまざまな作曲家のカバー曲で構成されているのが特徴です。
1、2曲めのレコーディングの様子は本人のYouTubeチャンネルで公開されています。
- The Big Push (Wayne Shorter) 6:54
- For Those Who Do (Marcus Miller) 6:27
- You Must Believe In Spring (Michel Legrand) 7:10
- Clube Da Esquina No. 1 (Lo Borges) 5:37
- April In Paris (Vernon Duke) 9:24
- A Time For Love (Johnny Mandel) 8:15
- Perhaps (Charlie Parker) 6:35
- Glass Eyes (Radiohead) 5:19
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