2009年スペインのESMUVAで行われたライブ動画からTenor Madnessのコンピングとアドリブをタブ譜付きギタースコアにしました。
ピアノレスでのサックスソロのコンピング手法とジャズブルースでのアドリブアイデアが学べます。
- Tenor Madnessのコード進行
- Tenor Madnessのコンピング・1コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・2コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・3コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・4コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・5コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・6コーラス目
- Tenor Madnessのコンピング・7コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・1コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・2コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・3コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・4コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・5コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・6コーラス目
- Tenor Madnessのアドリブ・7コーラス目
Tenor Madnessのコード進行
Tenor MadnessはBbのブルースです。
Tenor Madnessのコンピング・1コーラス目
ジョナサン・クライスバーグのコンピングはピックを使って弾くのを基本にしていますが、ヴォイシングによってピック+指で弾いています。
ヴォイシングは基本的なもの中心ですが、半音をぶつけるストレッチフォームを効果的に使っているのが特徴的です。

1〜3小節目は9thのテンションを加えたヴォイシング。4小節目はEb9のヴォイシングを使った半音アプローチです。
どのフォームもコードの性質を決めるのに大切な3度と7度が含まれています。
Tenor Madnessのコンピング・2コーラス目

[B]2小節目のEb9のストレッチフォームはジャズギタリストの誰もが使うヴォイシングです。
Bbm9としても使えます。
Tenor Madnessのコンピング・3コーラス目

[C]1〜4小節目はトップノートにモチーフを使ったコンピングです。
Tenor Madnessのコンピング・4コーラス目

[B]のEb9で使ったストレッチフォームが9小節目のCm7でも出てきます。
Tenor Madnessのコンピング・5コーラス目

[E]の出だしはトップの音を上昇させるコンピング。
4〜6小節目はモチーフを使ったコンピング。後半は3連符を強調したリズムアプローチです。
Tenor Madnessのコンピング・6コーラス目

9小節目のCm7からは同じフォームを平行移動させたコンピングです。
Tenor Madnessのコンピング・7コーラス目

8小節目はサックスのソロに呼応したコンピングです。
Tenor Madnessのアドリブ・1コーラス目

出だしはBbメジャーペンタトニックスケール+b3rdを使ったフレージング。
Eb7からはBbマイナーペンタトニックスケールを使ったフレージングです。
11〜12小節目は同じ音型を平行移動させるジョナサン・クライスバーグの手グセフレーズです。
Tenor Madnessのアドリブ・2コーラス目

少しずつクロマチックが増えジャズらしい音使いになっています。
9〜11小節目のII-V-IフレーズはBb7で#11thに解決しているのが特徴です。
Tenor Madnessのアドリブ・3コーラス目

1〜3小節目はモーチフを使った展開。5小節目のEb7からもモーチフを使った展開をしています。
Tenor Madnessのアドリブ・4コーラス目


2拍の16分モチーフを平行移動させたフレージング。Eb7では#11thを強調しているのが特徴です。
Tenor Madnessのアドリブ・5コーラス目

前半は8分主体、後半は16分主体にして緩急をつけているのが特徴です。
Tenor Madnessのアドリブ・6コーラス目


[L]同様に前半後半で緩急をつけています。
Tenor Madnessのアドリブ・7コーラス目


16分主体にして盛り上げて最後はブルージーなフレージングでアドリブを終わらせています。