曲名がOからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)

THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Oで始まる7曲を紹介します。

「One For My Baby」「Out Of This World」といったハロルド・アーレンのスタンダードや、セロニアス・モンク「Off Minor」、ソニー・ロリンズ「Oleo」などのビバップの定番に、ジョビン「Once I Loved」、イエロージャケッツ「One Family」、アンディ・ナレル「Oz」が加わります。

ウェス・モンゴメリーがオリヴァー・ネルソンのオーケストラと録音した「Once I Loved」はぜひ聴いておきたい演奏です。

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目次

Off Minor

Thelonious Monk作曲。最初の録音は、1947年1月10日のバド・パウエル・トリオ(カーリー・ラッセル、マックス・ローチ)で、Roostから発売されました。パウエルにとって初めてのリーダー録音です。

モンク本人はその約10か月後、1947年10月24日にジーン・レイミー(b)、アート・ブレイキー(ds)とのトリオでBlue Noteに録音しました。のちに『Genius of Modern Music Vol.1』に収録されています。

リードシートのバージョンはアルバム「Monk’s Music」に収録されています。

マイルス・オカザキ

モンクの全曲をソロ・ギターで録音した『Work』(2018年、自主リリース)に収録されています。

Oleo

Sonny Rollins作曲。「I Got Rhythm」のコード進行をもとにした曲です。

最初の録音は1954年6月29日のマイルス・デイヴィスのセッション(Prestige)で、ロリンズ(ts)、ホレス・シルヴァー(p)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)が参加しています。1957年のアルバム『Bags’ Groove』に収録されました。

パット・マルティーノ

2001年のライブ盤『Live at Yoshi’s』(Blue Note)に収録。ジョーイ・デフランセスコ(org)、ビリー・ハート(ds)とのトリオです。

ラリー・コリエル

1997年の『Spaces Revisited』(Shanachie)に収録。ビレリ・ラグレーン(g)、リチャード・ボナ(b)、ビリー・コブハム(ds)が参加しています。

Once I Loved

Antonio Carlos Jobim作曲、Vinicius de Moraes作詞のブラジルの曲で、原題は「O Amor em Paz」。英語詞はRay Gilbertです。

最初の録音は、歌手アゴスチーニョ・ドス・サントスの1960年のアルバム『Sempre Agostinho』(RGE)です。翌1961年にはジョアン・ジルベルトもアルバム『João Gilberto』で録音しています。

1967年のフランク・シナトラとジョビンの共演盤で英語で歌われ、広く知られるようになりました。

リードシートと同じAキーなのはジョビンのアルバム「The Composer of Desafinado Plays」収録バージョンと、アストラッド・ジルベルトの「The Astrud Gilberto Album」収録バージョンです。

ウェス・モンゴメリー

1966年のVerve盤『Goin’ Out of My Head』に収録。オリヴァー・ネルソンの編曲・指揮によるオーケストラとの録音です。キーはF。

パット・マルティーノ

1967年5月録音のデビュー作『El Hombre』(Prestige)に収録。トゥルーディ・ピッツ(org)が参加しています。キーはC。

チャーリー・バード

ジョビンの曲を集めた1965年のColumbia盤『Brazilian Byrd』に「O Amor em Paz」のタイトルで収録されています。キーはC。

One Family

イエロージャケッツのキーボード奏者、Russell Ferrante作曲。1986年のアルバム『Shades』(MCA)に収録されています。

メンバーはラッセル・フェランテ(key)、ジミー・ハスリップ(b)、リッキー・ローソン(ds)、マーク・ルッソ(as)です。

One For My Baby (And One More For The Road)

Harold Arlen作曲、Johnny Mercer作詞。1943年の映画『The Sky’s the Limit(青空に踊る)』で、フレッド・アステアがバーで歌い踊る場面で初めて歌われました。キーはDb。

リードシートと同じキーの演奏はキャブ・キャロウェイのアルバム「Blues Make Me Happy」収録バージョン。

ウェス・モンゴメリー

1961年8月録音の『So Much Guitar!』(Riverside)に収録。ハンク・ジョーンズ(p)、ロン・カーター(b)、レックス・ハンフリーズ(ds)、レイ・バレット(conga)が参加しています。キーはAb。

ジョー・パス

1988年12月録音のPablo盤『One for My Baby』のタイトル曲。プラス・ジョンソン(ts)、ジェラルド・ウィギンス(p, org)らが参加しています。キーはC。

Out Of This World

Harold Arlen作曲、Johnny Mercer作詞。1945年の同名の映画の主題歌で、劇中では主演のエディ・ブラッケンの歌をビング・クロスビーが吹き替えました。

リードシートは1962年のジョン・コルトレーンのアルバム『Coltrane』収録バージョン。

ケニー・バレル

1962年9月録音の『Bluesy Burrell』(Moodsville)に収録。コールマン・ホーキンス(ts)、トミー・フラナガン(p)らが参加しています。キーはA。

Oz

スティールパン奏者のAndy Narell作曲。1981年のアルバム『Stickman』(Hip Pocket Records)に収録されています。

ナレルがプロデュースも担当し、スティーヴ・アーキアガ(g)、リッチ・ジラード(b)、ケネス・ナッシュ(ds, perc)が参加しています。