曲名がUからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)

THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Uで始まる3曲を紹介します。

「Unit Seven」「Up Jumped Spring」は、ベーシストのサム・ジョーンズがキャノンボール・アダレイのバンドのために、フレディ・ハバードがジャズ・メッセンジャーズ時代に書いたジャズマンの自作曲です。そこに、ジェローム・カーンの映画音楽で、ビル・エヴァンスが愛奏した「Up With The Lark」が加わります。

ウェス・モンゴメリーがウィントン・ケリー・トリオと録音した「Unit Seven」はぜひ聴いておきたい演奏です。

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目次

Unit Seven

ベーシストのSam Jones作曲。「Unit 7」とも表記されます。最初の録音は、ジョーンズが在籍していたキャノンボール・アダレイ・クインテットによるもので、1962年発売のCapitol盤『Nancy Wilson/Cannonball Adderley』に収められました。録音は1961年8月ニューヨーク。

ウェス・モンゴメリー

ウィントン・ケリー・トリオ(ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds))と共演した『Smokin’ at the Half Note』(Verve、1965年)に収録。アルバムの前半はニューヨークのクラブ、ハーフ・ノートでのライブですが、この曲は1965年9月22日にヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたスタジオ演奏です。オクターヴ奏法を交えたウェスのソロが聴けます。

パット・マルティーノ

ウェス・モンゴメリーに捧げた2006年のアルバム『Remember: A Tribute to Wes Montgomery』(Blue Note)の最後の曲です。デヴィッド・キコスキー(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、スコット・アラン・ロビンソン(ds)らが参加しています。

Up Jumped Spring

トランペット奏者のFreddie Hubbard作曲のジャズ・ワルツ。最初の録音は、ハバードが在籍していたアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのライブ盤『Three Blind Mice』(United Artists)で、1962年3月18日にハリウッドのクラブ・ルネッサンスで録音されました。

メンバーはハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)、ウェイン・ショーター(ts)、シダー・ウォルトン(p)、ジミー・メリット(b)、ブレイキー(ds)です。

ジョナサン・クライスバーグ

オルガン奏者ドクター・ロニー・スミスのトリオでの演奏。ニューヨークのジャズ・スタンダードでのライブ録音で、2018年のアルバム『All in My Mind』(Blue Note)に収録されています。ジョナサン・ブレイク(ds)とのオルガン・トリオで、クライスバーグのギターが大きくフィーチャーされています。

ピーター・バーンスタイン

デンマークのオルガン奏者マーティン・シャック、ドラマーのモーテン・ルンドとの共同名義のトリオ作『Schack – Lund – Bernstein』(2014年)に収録されています。キーはC。

Up With The Lark

Jerome Kern作曲、Leo Robin作詞。1946年の20世紀フォックスの映画『Centennial Summer』(オットー・プレミンジャー監督)のために書かれました。1945年に亡くなったカーンにとって、最後の映画音楽です。サウンドトラックには、ジーン・クレイン、リンダ・ダーネル、ウォルター・ブレナン、キャスリーン・ハワードの名前がクレジットされています。

リードシートはビル・エヴァンスのバージョン。1973年1月20日のライブ盤『The Tokyo Concert』(Fantasy)に収録されていて、エディ・ゴメス(b)、マーティ・モレル(ds)とのトリオで、テンポの速いワルツとして演奏しています。