「ギタリストなら、指板上のどの音からでもメジャースケールを即座に弾ける。しかもアイオニアンだけでなく全てのチャーチモードで。」と聞いたことがあります。

いまそうなれるように頑張っているのですが、このときの奏者の意識は次のどちらに近いでしょうか?

  1. 弾こうとするスケールが図形的に指板上に見える。
  2. スケールの音名が最初に浮かび、それを瞬時に追っていく(指板の音名を全て把握していなければなりませんね)
  3. スケールの次の音との間隔(半音か全音)を頼りに弾いていく(これはないかな・・・)

図形的に見えています

私の場合は1の図形的です。音は階名や黒丸ではなく度数で見ています。

Cメジャースケールの場合
Cメジャースケールの指板上の配置ダイアグラム

スケールをコードトーン+テンションと覚えているので、コードトーンとテンションが分かれて見えます。

CMa7のコードトーン
CMa7のコードトーンの指板上の配置ダイアグラム

CMa7のテンション
CMa7のテンションの指板上の配置ダイアグラム

メジャースケールに限らず、すべてのスケールをコードトーン+テンションと捉えることで、コードを感じさせるアドリブができるようになります。

ジャズは五線譜を使う機会が多いので、弾き続けていくと音名でも見えてくるようになりますが、はじめのうちは、コードと関連させやすい度数で覚えておくのがおすすめです。

コードの構成音もCMa7をド・ミ・ソ・シではなくルート・3rd・5th・7thと度数で覚えています。

各スケールの度数表記PDF

スケールはポジションの形ではなく、何度の音を弾いているのかを意識することが大切です。各スケール指板上を度数表記にしたのでご活用ください。

メジャー系コードで使えるスケール

メジャースケールPDF (365kb)

リディアンスケールPDF (391kb)

リディアンオーギュメントスケール(376kb)

メジャーペンタトニックスケールPDF (618kb)

ハーモニックメジャースケールPDF (374kb)

メジャー#5スケール(371kb)

オーギュメントスケール(352kb)

ジブシースケール(381kb)

マイナー系コードで使えるスケール

エオリアンスケールPDF (384kb)

ドリアンスケールPDF (381kb)

フリジアンスケールPDF (388kb)

ロクリアンスケールPDF (391kb)

ロクリアン♮2スケールPDF (372kb)

メロディックマイナースケールPDF (356kb)

ハーモニックマイナースケールPDF (362kb)

マイナーペンタトニックスケールPDF (309kb)

ドミナント系コードで使えるスケール

ミクソリディアンスケールPDF (389kb)

ミクソリディアンb6スケールPDF (381kb)

ミクソリディアンb9b13スケールPDF (373kb)

ブルーススケールPDF (343kb)

オルタードスケールPDF (387kb)

リディアンb7スケールPDF (372kb)

ドミナントディミニッシュスケールPDF (413kb)

ホールトーンスケールPDF (361kb)

ディミニッシュコードで使えるスケール

ディミニッシュスケールPDF (396kb)

*