ネルソン・ヴェラスのクリニック動画パート1では、中指、人差指、親指を使って基本のパターンからレガートを取り入れた応用パターンまで、ネルソン流の右手の指使いが学べます。

楽譜上の右手の指表記
親指=p
人差指=i
中指=m
薬指=a

右手の使い方

ネルソン・ヴェラスは1つの弦上で3音を弾く場合、中指、人差指、親指のパターンを基本としています。

2音の場合は人差指、親指の順番で弾き、次の弦に移ったときに中指から始めます。

【0:08〜】

親指(p)、人差し指(i)、中指(m)の例1楽譜
親指(p)、人差し指(i)、中指(m)の例2楽譜

人差指と親指だけで弾くこともあります。

【0:27〜】
親指(p)、人差し指(i)、の例1楽譜

アルペジオのフレーズだと、人差指、親指で弾く場合と各指を使う場合両方を臨機応変に使っています。

 

CM7のアルペジオを人差指と親指で弾いた例【0:50〜】
CM7のアルペジオを人差指と親指で弾いた例楽譜

 

人差指と親指を基本に、中指と薬指も加えた例【0:56〜】
人差指と親指を基本に、中指と薬指も加えた例楽譜

 

各弦を各指で弾いた例【1:17〜】
各弦を各指で弾いた例楽譜

「アルペジはどんな指でも弾けるように練習するのが良い」とのこと。

各弦を親指と人差指で弾いた例【1:28〜】
各弦を親指と人差指で弾いた例楽譜

アルペジオフレーズを弾いた例【1:32〜】

アルペジオフレーズを弾いた例楽譜

同じフレーズでも次に続くフレーズによって指使いが変わっています。

2小節目3拍目の指使いを薬指から人差指に。

【1:36〜】
次に続くフレーズによって指使いを変えた楽譜

 

フィンガリングテクニック(スライド、プリング、ハンマリングなど)を使った滑らかなフレーズ【1:42〜】
フィンガリングテクニック(スライド、プリング、ハンマリングなど)を使って、フレーズを滑らかにした例楽譜

自分が出したい音によってフィンガリングテクニックを使い分けています。

 

レガートで弾くときは少し強くアクセントの付けて弾くこともありるそうです。【1:56〜】
アクセントの付けて弾くレガートフレーズ1楽譜

「あくまでときどきだけど」とのこと。

【2:04〜】
アクセントの付けて弾くレガートフレーズ2楽譜

【2:09〜】
アクセントの付けて弾くレガートフレーズ楽譜3

「さまざまな指使いを試してる」とのこと。

CDだけでは右手の指使まで判断できないですが、この動画でネルソンの基本パターンを覚えて、

コピーしたフレーズに当てはめて弾くとしっくりくると思います。

 

クリニック動画はメシアンモードへと続きます。