曲名がVからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)

THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Vで始まる3曲を紹介します。

「Velas」のようなイヴァン・リンスのブラジルの曲に、ビル・エヴァンス「Very Early」、ケニー・バロン「Voyage」というジャズ・ピアニストの自作曲が加わります。

ジョン・マクラフリンがアコースティック・ギター5本のアンサンブルでエヴァンスの曲を弾いた『Time Remembered』の「Very Early」がおすすめです。

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目次

Velas

Ivan Lins作曲、Vitor Martins作詞。原題は「Velas Içadas」(邦題「帆を立てて」)で、イヴァン・リンスが1979年のアルバム『A Noite』(EMI、邦題『ある夜』)にポルトガル語の歌で初めて録音しました。キーはB。

リードシートはクインシー・ジョーンズの1981年のアルバム『The Dude』(A&M)に収録されたバージョンを元にしています。

Very Early

Bill Evans作曲。エヴァンスが大学生の頃に書いた曲で、最初の録音は1962年5〜6月録音のトリオ作『Moon Beams』(Riverside)です。チャック・イスラエル(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオで、アルバムの最後に収められています。

ジョン・マクラフリン

1993年の『Time Remembered: John McLaughlin Plays Bill Evans』(Verve)に収録。エヴァンスの曲をアコースティック・ギター5本とアコースティック・ベースで演奏した作品で、マクラフリンのほか、アイゲッタ・カルテットのギタリスト4人が参加しています。

ビル・フリゼール

初録音でドラムを叩いたポール・モチアンが、エヴァンスの曲だけで作った1990年のアルバム『Bill Evans』(JMT)に収録。ビル・フリゼール(g)、ジョー・ロヴァーノ(ts)、マーク・ジョンソン(b)とのカルテットです。(音源未配信)

トニーニョ・オルタ

イタリアのフルート奏者ニコラ・スティーロとのデュオ作『Duets』(1999年ローマ録音、2005年発売、Adventure Music)の最後の曲です。

Voyage

Kenny Barron作曲。最初の録音は、バロン自身が1986年2月17日に録音したリーダー作『What If?』(Enja)で、ウォレス・ルーニー(tp)、ジョン・スタブルフィールド(ts)、セシル・マクビー(b)、ヴィクター・ルイス(ds)とのクインテットです。

その約3週間後の3月9日には、スタン・ゲッツがバロンを含むカルテットでこの曲を録音し、アルバム『Voyage』(Black-Hawk)のタイトル曲にしました。リードシートはこのバージョン。

アッティラ・ゾラー

1994年12月録音の『When It’s Time』(Enja)に収録。リー・コニッツ(as)、ラリー・ウィリス(p)、サンティ・デブリアーノ(b)、ヨロン・イスラエル(ds)とのクインテットで、8分を超える演奏です。