ライブなどにアドリブ中に、それまで練習で仕込んだことはクリアにして無意識になってその瞬間の閃きで歌うように、という意味のことをセッションの先輩から、そして過去ログのジョーイさんの回答でも聞いたことがあります。

 

この意味は、自分の解釈では、あらかじめ仕込んだフレーズを嵌め込むように弾くと、いかにもとってつけたようなダサい感じになるので、それを回避するために、その場その場の伴奏やノリにすべてを集中して自然に湧き出てくるであろう(自分はなかなか湧き出ませんが・・・)メロディを歌うようにしなさい、そうすれば結果的に良いアドリブになるはずです・・・ということを言いたいのだと思っているのですが・・・とは言っても頭を真っ白にクリアしたら本当にデタラメの滅茶苦茶になってしまう自分がいます。

 

それこでお聞きしたいのは、アドリブ時にこれは逆に必ず意識しておかねばならないポイントはなんでしょうか?

 

コード進行(自分はこれかな)という人もいれば、コード進行を意識しないというプロのインタビューも聞いたことが有るので(本当かな・・・)そういう人は何を意識しているんでしょうかね?
まさか耳だけでハーモニーを判断している?
ジョーイさんはどのようなことを意識しているのでしょうか。

頭の中に鳴った音を弾くことを意識しています

アドリブのときに意識することは演奏者によってそれぞれ違うと思いますが、私の場合は頭の中に鳴った音を弾くように意識しています。

アドリブしているときに頭の中に鳴っている音は、会話に例えると伝えたいことです。

伝えたいことがないまま喋ると何も伝わらないように、アドリブも伝えたい音がないと意味のない演奏になってしまいます。

なので、頭を真っ白にするというよりは頭の中に鳴る音に集中しているという感覚の方が近いです。

 

いまでこそ頭の中に鳴る音を弾けるようになりましたが、アドリブをはじめたころは全く弾けませんでした。

私が練習した方法を段階別に分けるとすると、以下の8つになります。

アドリブで頭の中に鳴る音を弾けるようになるまでの8段階

  1. 曲のコード進行とメロディを覚える
  2. コードトーンを弾いてコード進行の流れを覚える
  3. コードトーンだけでアドリブをする
  4. コードに合うスケールを覚えて音の選択肢を増やす
  5. リック(ジャズでよく使われる短いフレーズ)を覚えてコード進行に合わせて弾く
  6. コードトーン、スケール、リックを組み合わせてアドリブする
  7. リズムのバリエーションを増やす
  8. リズムに音を当てはめるアドリブをする

今でも新しい曲を練習するときは上の8つの段階で練習しています。

 

コード進行や使えるスケールは意識しないのが難しそうに思えますが、何年も演奏していくうちにその響きが頭の中に入っているので、とくに意識せず弾けるようになります。

会話に例えるとコード進行は話題で、使えるスケールは「あいうえお〜」の50音になります。

話題が決まっていれば意識せずにその話題に対して話せますし、「あいうえお〜」から選ぶのではなく、自分が伝えたいことや思ったことを瞬時に話しています。そしてこれは無意識でもできているはずです。

アドリブもそれと同じ状態になるのが理想です。

自分の伝えたい音=頭の中で鳴った音を意識しておくことで、アドリブに意味を持たせることができ、聴いている人に何かが伝わるのだと思います。

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理想のアドリブ状態を初心者のうちから体感する方法

簡単に体感する方法は1コード上でアドリブすることです。

1コードでアドリブする場合、コード進行やスケールの切り替えを意識する必要がなくなります。

すると自分の中で鳴った音を弾くことに集中できるのです。

そしてこの状態をコード進行のある曲でもできるようにするのがアドリブ練習の目的です。

 

私の場合は1コードからはじめて、2つ、3つ、と少しずつコードを増やしてアドリブする練習をしていました。

難しいコード進行の練習を続けていると、スケールの切り替えやリックに意識が集中してしまうことがあります。

そんなときは1コードでのアドリブに戻って本来のアドリブの意味を思い出しています。

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