Ed MottaのSmileは16ビートのおしゃれなポップス。アドリブセクションのコード進行は4つのコードしか出てきませんが、ペンタ1発では弾けない曲者コード進行です。

  • ジャズスタンダード以外のコード進行で練習したい
  • ペンタ1発のアドリブを卒業して、次のステップに進みたい
  • フュージョン系に興味がある

方はぜひ挑戦してみてください。

アドリブセクションのコード進行

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行楽譜

『AOR』

2013年発売
Music By – Ed Motta

コード進行分析と使えるスケール

II-Vを受け皿、V-Iを矢印で表記すると次のようになります。
Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行分析楽譜
F#m7はIm7、IIm7どちらで捉えることもできます。

使えるスケールは以下の通り。
Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行で使えるスケール楽譜

アドリブの材料が分かったら響きを覚えていきます。

(注)ドミディミはドミナントディミニッシュスケールの略。コンディミと同じ構成音です。

コード進行の響きを覚える練習

アドリブするために大切なことはコード進行の響きを覚えることです。そこで出てくるのがコードトーンです。コードトーンを弾くことでコード進行の響きを覚えることができます。まずは各コードのルートから弾いてみましょう。

各コードのルートから弾くコードトーン練習

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行の響きを覚える練習楽譜

コードトーンの響きを覚えたら、指板上の音の配置を覚える練習です。次のコードへ移るときに、そこからもっとも近いコードトーンにつなげていきます。

指板上のコードトーンの配置を覚える練習

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行でコードトーンの配置を覚える練習楽譜

スケールの響きを覚える練習

コードトーンを使ってコード進行の響きを覚えたら次はスケールです。練習方法はコードトーンのときと同じ。まずはルートからスケールを弾いてみましょう。

各コードで使えるスケールの響き

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行でスケールを弾いたときの響き楽譜

スケールの響きを覚えたら指板上の音の配置を覚える練習です。コードが変わるときにもっとも近いスケール音につないでいきます。

指板上のスケール配置を覚える練習

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行でスケールの配置を覚える練習楽譜

スケールを弾くときは何度の音がかっこよく感じるかを意識しておくことが大切です。アドリブするときに、このかっこよく感じた音を中心にすることで理想の演奏ができるようになります。

また、かっこよく感じる音は人それぞれ違います。自分だけがかっこよく感じる音をしっかりと意識してみてください。

Em7、F#m7でドリアンスケールを使った場合も練習しておきましょう。

Em7、F#m7でドリアンスケールを使った響き

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行でドリアンスケールを使った響き楽譜

指板上のドリアンスケールの配置を覚える練習

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行でドリアンスケールの配置を覚える練習楽譜

ここでは2〜7フレット付近で練習しましたが、他のポジションでも練習してみてください。

モチーフを使った練習

コード進行の響きとスケールの響きが覚えられたら、モチーフを使って練習していきます。モチーフは、誰かのコピーでも自分で作り出したものでかまいません。4〜8音くらいのモチーフを選んで弾いていきます。

4音モチーフの展開

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行で4音モチーフを使ったアドリブ練習楽譜

7音モチーフ2

Ed MottaのSmileのアドリブセクションコード進行で7音モチーフを使ったアドリブ練習楽譜

モチーフ練習は指板上のポジションどこでも自由に弾けるようにする練習に最適です。

ここまでできるようになれば、コード進行の響きとアドリブの材料になるスケール、指板上の音の配置が完全に覚えられているずです。

Smileのコード進行を使ったアドリブ例

コードトーン、スケール、モチーフ、そしてリックを使ったアドリブ例です。



Ed MottaのSmileのコード進行を使ったアドリブ例楽譜ページ1
Ed MottaのSmileのコード進行を使ったアドリブ例楽譜ページ2
Ed MottaのSmileのコード進行を使ったアドリブ例楽譜ページ3

ジャズギター寄り道ノートさんが理論書にも載っていないスケール?で取り上げていたEd MottaのSmileがどうにもかっこよくて演奏してみました。ペンタ1発で弾けるかなと思いきや、各コードを意識しないと全然かっこよくならず、一筋縄ではいかないコード進行です。

ちょうどAllen Hindsリックをコピーしていたときだったので、以下のAllenリックをアレンジして使っています。

Ed MottaのアルバムAOR

スティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲンが好きな人はきっとハマります。収録曲はどれも洗練されたポップス。ぜひ聴いてみてください。

『AOR』

2013年発売
Music By – Ed Motta