質問内容
枯葉のキーはGmですけど、いきなりのセッションでスケールなどが分からずソロをする場合、ずっと通してGのマイナーペンタで弾き切ることは可能なんでしょうか?
また、それだけじゃさすがに寂しいので、Gマイナ−ペンタの構成音に対して半音を弾いたりとかb5、9thなどを組み込んでもいいのですか?
それだと他のスケールになってしまい音が外れたりすることになるのですか?
Gマイナーペンタで通して弾くことができます
ジャズらしいかどうかは別として、曲のキーのペンタトニックスケールでアドリブすることは可能です。
b5や9thももちろん入れることができます。
重要なのは、それらの音をどういう意図で弾くかです。マイナーペンタのフレーズの中に、装飾として加えるのであれば、他のスケールとは捉えられず、ブルースのフィーリングを加えたマイナーペンタとして響きます。
仮に少し音が外れていたとしても、前後のフレーズの流れが自然であれば、アドリブの中ではほとんど気になりません。
Gマイナーペンタトニックスケールを主体にしたアドリブを音源にしたので確認してみてください。
Gマイナーペンタトニックスケールでアドリブした例

AセクションをGマイナーペンタトニックスケールのみで弾いた例です。
次のBセクションのGm7では1弦17フレットの9thを使っています。また16フレットb9thはクロマチックパッシングトーンです。


マイナーペンタで1曲通して弾く方法は、ジャムセッションでどうしても知らない曲に当たってしまったときに有効な「サバイバル術」なので、いろいろな曲で試してみるのも面白いと思います。
使い慣れたマイナーペンタでアドリブができるようになってから、少しずつリックや他のスケールの響きを取り入れていく、という練習方法は、挫折しにくいおすすめの上達法です。ぜひ、日々の練習に取り入れてみてください。