Blue TrainはJohn Coltraneジョン コルトレーンのアルバム「Blue Train」の1曲目に収録されています。

テーマは#9コードを使ったブルース進行。アドリブセクションはジャズブルースの進行です。

コルトレーンのアドリブだけでも8コーラスあるので、ジャズブルースで使えるフレージングを学ぶのにも最適。音源を聴きながら楽譜を追ってみてください。

※John Coltrane作曲の楽曲はパブリックドメインになっています。

Blue Trainリードシート

Blue Trainのリードシート楽譜

リードシートの作り方

リードシートは曲のサイズ、メロディ、コードネーム(ベースとピアノのコピー)の順番で作ります。まずは曲を通して聴いて全体像をスケッチします。

Blue Trainのサイズ

この時点でブルース進行を使った曲というのが分かります。

メロディをコピーする

サイズが分かったらメロディをコピーしてきます。

Blue Trainのメロディ楽譜

ベースラインをコピーする

ベースは必ずしもコードのルートを弾いているわけではないですが、ルートと仮定してコードネームをふっておきます。

Blue Trainメロディのベースライン楽譜

ソロセクションとコード進行が変わる場合があるので、ソロセクションのベースラインもコピーします。

ソロセクションのベースライン

Blue Trainソロセクションのベースライン楽譜

ピアノのコンピングをコピーする

ピアノのボイシングはギターで弾けないことも多いので、特徴的な音だけを選びます。

ベースラインと照らし合わせてコードネームをつけます。

Blue Trainメロディのピアノコンピング楽譜

ソロセクションのコンピングもコピーします。

ソロセクションのピアノコンピング

メロディセクションと同じく、ベースラインと照らし合わせてコードネームをつけます。

Blue Trainソロセクションのピアノコンピング楽譜

コード進行とメロディを合わせればリードシートの完成です。

アルバム「Blue Train」

ジャムセッションの定番Moment's NoticeやLazy Birdも収録されている名盤です。

録音日:1957年
John Coltrane – tenor saxophone
Lee Morgan – trumpet
Curtis Fuller – trombone
Kenny Drew – piano
Paul Chambers – bass
Philly Joe Jones – drums