曲名がSからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)
THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Sで始まる27曲を紹介します。
「Stormy Weather」「Skylark」「Speak Low」といった1930〜40年代のスタンダードから、ソニー・ロリンズ「St. Thomas」、ウェイン・ショーター「Speak No Evil」などのジャズマンの自作曲、クルセイダーズ「Street Life」、スパイロ・ジャイラ「Shaker Song」といった70年代のフュージョンまで並びます。
ジム・ホールが作曲した「Simple Samba」はぜひ聴いておきたい演奏です。
YouTubeプレイリスト(YouTube公式で公開または著作権の処理済みのリンクに限定しています)
Spotifyプレイリスト
- Safari
- マイク・スターン
- Sandu
- ウェス・モンゴメリー
- Satin Doll
- ウェス・モンゴメリー
- ケニー・バレル
- Save Your Love For Me
- Search For Peace
- Self Portrait In Three Colors
- アンディ・サマーズ
- Shaker Song
- Shaw ‘Nuff
- カート・ローゼンウィンケル/ブラッド・シェピック
- Simple Samba
- Skylark
- ジム・ホール
- タル・ファーロウ
- A Sleepin’ Bee
- ケニー・バレル
- Small Day Tomorrow
- ジャック・ウィルキンス
- Solar
- パット・メセニー
- ジョン・アバークロンビー&ジョン・スコフィールド
- Someday My Prince Will Come
- グラント・グリーン
- ジョー・パス
- Song For Lorraine
- The Song Is You
- ジョー・パス
- Sonja’s Sanfona
- Soul Sauce (Wachi Wara)
- Speak Low
- グラント・グリーン
- ジョー・パス
- Speak No Evil
- ピーター・リーチ
- Spiral
- St. Thomas
- ジム・ホール
- Sticky Wicket
- Stormy Weather
- ジョー・パス
- Street Life
- デイヴィッド・T・ウォーカー
- Sudden Samba
- Sunrunner
Safari
サックス奏者のMichael Brecker作曲。最初の録音は、ブレッカーが在籍したステップス・アヘッドの1984年のアルバム『Modern Times』(Elektra Musician)で、1曲目に収められています。
メンバーはマイケル・ブレッカー(ts)、マイク・マイニエリ(vib)、ウォーレン・バーンハート(key)、エディ・ゴメス(b)、ピーター・アースキン(ds)です。
マイク・スターン
1994年に発売された『Live in Tokyo 1986』ではマイク・スターンのソロが聴けます。
Sandu
トランペット奏者のClifford Brown作曲。1955年2月25日に録音された、クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテットのアルバム『Study in Brown』(EmArcy)が最初の録音です。
メンバーはクリフォード・ブラウン(tp)、ハロルド・ランド(ts)、リッチー・パウエル(p)、ジョージ・モロウ(b)、マックス・ローチ(ds)です。
ウェス・モンゴメリー
1960年10月12日にロサンゼルスで録音した『Movin’ Along』(Riverside)に収録。キーはFで、通常のギターチューニングより1オクターブ低くして演奏しています。
Satin Doll
Duke Ellington、Billy Strayhorn作曲、Johnny Mercer作詞。1953年4月6日、デューク・エリントン楽団がCapitolにインストゥルメンタルで初録音し、シングルはポップ・チャートの27位に入りました。
マーサーの歌詞はあとから付けられたものです。
ウェス・モンゴメリー
1959年10月録音の初リーダー作『The Wes Montgomery Trio』(Riverside)に収録。メルヴィン・ライン(org)、ポール・パーカー(ds)とのオルガン・トリオです。
ケニー・バレル
エリントンの曲を集めた『Ellington Is Forever, Vol. 2』(Fantasy)に収録されています。
Save Your Love For Me
Buddy Johnsonの作詞作曲。最初の録音は、1955年にMercuryから出たバディ・ジョンソン楽団のシングル「It’s Obdacious」のB面で、フロイド・ライランドが歌っています。
リードシートは、ナンシー・ウィルソンとキャノンボール・アダレイ・クインテットの共演盤『Nancy Wilson/Cannonball Adderley』(Capitol、1961年録音、1962年発売)の演奏です。
Search For Peace
McCoy Tyner作曲。1967年4月21日に録音した、タイナーのBlue Noteでの最初のアルバム『The Real McCoy』に収録されています。
ジョン・コルトレーンのカルテットを離れて約2年後の録音で、メンバーはジョー・ヘンダーソン(ts)、ロン・カーター(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)です。
Self Portrait In Three Colors
Charles Mingus作曲。1959年5月12日に録音された『Mingus Ah Um』(Columbia)に収録されています。
もとはジョン・カサヴェテスの監督デビュー作『アメリカの影(Shadows)』のために書かれましたが、映画では使われませんでした。
アンディ・サマーズ
ポリスのギタリスト、アンディ・サマーズがミンガスの曲だけを取り上げた2000年の『Peggy’s Blue Skylight』(RCA Victor)に収録。チェロのハンク・ロバーツが加わった編成です。
Shaker Song
サックス奏者のJay Beckenstein作曲。スパイロ・ジャイラのデビュー・アルバム『Spyro Gyra』の1曲目です。1977年に自主レーベルから出て、1978年にAmherstから再発されました。
リードシートは1979年にはマンハッタン・トランスファーが歌詞を付けて『Extensions』で録音したバージョンです。
Shaw ‘Nuff
Dizzy Gillespie、Charlie Parker作曲。1945年5月11日、ディジー・ガレスピー・オールスター・クインテットがニューヨークで録音し、Guildから出ました。
メンバーはガレスピー(tp)、パーカー(as)、アル・ヘイグ(p)、カーリー・ラッセル(b)、シド・カトレット(ds)。「I Got Rhythm」のコード進行を使ったビバップ初期の代表的な録音です。
カート・ローゼンウィンケル/ブラッド・シェピック
ドラマーのポール・モチアンが、ピアノの代わりにギター2本を入れたバンドで1992年に録音した『Paul Motian and the Electric Bebop Band』(JMT)の1曲目。ジョシュア・レッドマン(ts)も参加しています。
Simple Samba
Jim Hall作曲。1971年7月録音の『…Where Would I Be?』(Milestone)の1曲目に収録されています。ベニー・アロノフ(p)、マルコム・セシル(b)、アイアート・モレイラ(ds, perc)とのカルテットで、ブラジル風のリズムにのせた演奏です。
Skylark
Hoagy Carmichael作曲、Johnny Mercer作詞。1941年の曲で、1942年にはダイナ・ショア、グレン・ミラー楽団など4つの録音がヒット・チャートに入りました。
最初の録音は、ジーン・クルーパ楽団(歌はアニタ・オデイ)のOkeh盤とされています。
ジム・ホール
ゲストを入れ替えながら録音した1995年の『Dialogues』(Telarc)に収録。トム・ハレル(flh)との共演です。キーはC。
タル・ファーロウ
ヴィブラフォンのレッド・ノーヴォのトリオでの録音。コンピレーション『Tal Farlow’s Finest Hour』(Verve)に収められています。キーはC。
A Sleepin’ Bee
Harold Arlen作曲、Truman Capote作詞。1954年12月に開幕したブロードウェイ・ミュージカル『House of Flowers』の曲で、ブロードウェイ・デビューのダイアン・キャロルが歌いました。
リードシートはビル・エヴァンス・トリオの『At the Montreux Jazz Festival』(1968年)の演奏が元になっています。
ケニー・バレル
1964年4月7日録音の『Soul Call』(Prestige)に収録。ウィル・デイヴィス(p)、マーティン・リヴェラ(b)、ビル・イングリッシュ(ds)、レイ・バレット(conga)が参加しています。キーはD。
Small Day Tomorrow
Bob Dorough作曲、Fran Landesman作詞。最初の録音は、ドローがベースのビル・タカスと1976年にライブ録音した『Beginning to See the Light』です。
リードシートはアイリーン・クラールがボーカルのバージョン。1977年の『Kral Space』に収録されています。
ジャック・ウィルキンス
歌手ナンシー・ハロウとのデュオ作『Two’s Company』(Inner City、1984年)で演奏しています。(音源未配信)
Solar
Miles Davis作曲とされていますが、もとはギタリストのチャック・ウェインが1946年ごろに書いた「Sonny」という曲です。1954年4月3日、マイルス・デイヴィス・クインテットがPrestigeに初めて録音しました。
メンバーはマイルス(tp)、デイヴ・シルドクラウト(as)、ホレス・シルヴァー(p)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)。のちにアルバム『Walkin’』に収められました。
パット・メセニー
1989年12月録音の『Question and Answer』(Geffen)に収録。デイヴ・ホランド(b)、ロイ・ヘインズ(ds)とのギター・トリオです。
ジョン・アバークロンビー&ジョン・スコフィールド
ギタリスト2人の共演作『Solar』(Palo Alto、1984年)のタイトル曲です。
Someday My Prince Will Come
Frank Churchill作曲、Larry Morey作詞。1937年のディズニー映画『白雪姫』で、白雪姫の声を担当したアドリアナ・カセロッティが歌いました。レコードは1938年にVictorからサウンドトラックとして出ています。キーはG。
リードシートはビル・エヴァンスの演奏と同じキーBbです。
グラント・グリーン
1962年3月1日に録音され、1985年に発売された『Born to Be Blue』(Blue Note)に収録。アイク・ケベック(ts)、ソニー・クラーク(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイス・ヘイズ(ds)とのクインテットです。4分の4拍子でキーはEb。
ジョー・パス
1973年に録音され、1983年に発売されたソロ・ギター作『Virtuoso No. 4』(Pablo)に収録されています。キーはAb。
Song For Lorraine
サックス奏者のJay Beckenstein作曲。スパイロ・ジャイラの1979年のアルバム『Morning Dance』(Infinity)に収録され、ヒット・シングル「Morning Dance」のB面にもなりました。
ギターはバンドのメンバーだったチェット・カタロです。
The Song Is You
Jerome Kern作曲、Oscar Hammerstein II作詞。1932年11月に開幕したブロードウェイ・ミュージカル『Music in the Air』で、トゥリオ・カルミナーティが歌いました。
最初の録音は、ジャック・デニー楽団(歌はポール・スモール)による1932年のVictor盤です。1945年ごろからビッグバンドが取り上げるようになり、フランク・シナトラもよく歌いました。
ジョー・パス
1973年8月録音のソロ・ギター作『Virtuoso』(Pablo)の最後の曲です。
Sonja’s Sanfona
イエロージャケッツのベース奏者Jimmy HaslipとBill Gableの共作。1986年のアルバム『Shades』(MCA)に収録されています。
sanfonaはポルトガル語でアコーディオンのことで、この曲ではブルース・ホーンズビーがアコーディオンを弾いています。
Soul Sauce (Wachi Wara)
Dizzy Gillespie、Chano Pozo作曲。もとは、ガレスピー楽団が1948年12月29日にRCA Victorに録音した「Guarachi Guaro」という曲です。
ヴィブラフォン奏者のカル・ジェイダーが1954年に「Wachi Wara」の題で録音し、1964年には『Soul Sauce』(Verve)で「Soul Sauce」と題を変えて再び録音しました。リードシートはこのバージョンを元にしています。
Speak Low
Kurt Weill作曲、Ogden Nash作詞。1943年のブロードウェイ・ミュージカル『One Touch of Venus』で、メリー・マーティンとケニー・ベイカーが歌いました。
チャット・ベイカーの録音はリードシートと同じキーFで、メロディをシンプルに歌わせています。
グラント・グリーン
1965年3月31日録音の『I Want to Hold Your Hand』(Blue Note)に収録。ハンク・モブレー(ts)、ラリー・ヤング(org)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とのカルテットです。
ジョー・パス
エラ・フィッツジェラルドとのデュオ作『Speak Love』(Pablo、1983年)の1曲目です。キーはAb。
Speak No Evil
Wayne Shorter作曲。1964年12月24日に録音され、1966年に発売されたショーターのBlue Noteでのアルバム『Speak No Evil』のタイトル曲です。
ピーター・リーチ
カナダ出身のギタリスト。1985年に録音した『Red Zone』(Reservoir)に収録。カーク・ライトシー(p)、レイ・ドラモンド(b)、マーヴィン・“スミッティ”・スミス(ds)とのカルテットです。
Spiral
ピアニストのKenny Barron作曲。1982年6月21日に東京で録音したピアノ・ソロのアルバム『Spiral』(Baybridge)のタイトル曲です。
リードシートはスフィアのバージョンです。
St. Thomas
Sonny Rollins作曲。カリブの民謡がもとになっていて、ロリンズは子どものころに母親から聞いて覚えたそう。1956年6月22日に録音された『Saxophone Colossus』(Prestige)の1曲目です。
ジム・ホール
1972年8月4日、ニューヨークのプレイボーイ・クラブでのロン・カーター(b)とのデュオのライブ。『Alone Together』(Milestone)の1曲目です。
Sticky Wicket
Al Jarreau、Jay Graydon、Greg Phillinganesの共作。1984年のアル・ジャロウのアルバム『High Crime』(Warner Bros.)に収録されています。
プロデュースはジェイ・グレイドンで、グレイドンとポール・ジャクソン・ジュニアがギターを弾いています。
Stormy Weather
Harold Arlen作曲、Ted Koehler作詞。1933年のコットン・クラブのレビューのために書かれ、舞台ではエセル・ウォーターズが歌いました。
最初の録音は、レビューの開幕前の1933年2月28日に録音されたレオ・ライスマン楽団のVictor盤で、アーレン本人が歌っています。
ジョー・パス
1992年8月に録音され、没後の1994年に発売されたソロ作『Songs for Ellen』(Pablo)に収録。キーはD。
Street Life
Joe Sample作曲、Will Jennings作詞。クルセイダーズの1979年のアルバム『Street Life』(MCA)のタイトル曲で、ランディ・クロフォードが歌っています。
デイヴィッド・T・ウォーカー
2008年のリーダー作『Thoughts』に収録。ウォーカーは原曲のアルバム『Street Life』にも参加しています。
Sudden Samba
キーボード奏者のNeil Larsen作曲。1978年のデビュー・アルバム『Jungle Fever』(Horizon)の1曲目です。プロデュースはトミー・リピューマ。
バズ・フェイトン(g)、ウィリー・ウィークス(b)、アンディ・ニューマーク(ds)、マイケル・ブレッカー(ts)らが参加しています。
Sunrunner
Bob James作曲。表記は「Sun Runner」です。1978年のアルバム『Touchdown』(Tappan Zee)に収録されています。
エリック・ゲイル、ハイラム・ブロック、アール・クルーの3人のギタリストが参加し、ロン・カーターがピッコロ・ベースでソロをとっています。