Tal Farlowタル ファーロウのアルバム「This Is Tal Farlow」の4曲目に収録されている『Stella By Starlight星影のステラ』をタブ譜付きギタースコアにしました。

テンポが速いので、CDを聴きながら楽譜を追うだけでもリズムトレーニングになります。

ジム・ホールの星影のステラと同じくGメジャーキーで演奏しているので、アプローチの違いを研究するのにもおすすめです。


前テーマ・メロディ

タル・ファーロウStella By Starlightの前テーマ・メロディ楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightの前テーマ・メロディ楽譜ページ2

コード進行の特徴
シンプルな単音のみの音選びです。8分休符を使って疾走感を演出しています。

アドリブ・1コーラス目

タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ1コーラス目楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ1コーラス目楽譜ページ2
タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ1コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・1コーラス目の特徴
巨大な手を活かした1つの弦に3音のパターンや横移動が多くみられます。

アドリブ・2コーラス目

タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ2コーラス目楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ2コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・2コーラス目の特徴
[G]5〜7小節目はDm7-G7-CMaj7の251リック。
CMa7の音使いは横移動が大きいので、ポジションを変えるか1拍目アタマまでのリックとして覚えるのが実用的です。

アドリブ・3コーラス目

タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ2コーラス目楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ3コーラス目楽譜ページ2
タル・ファーロウStella By Starlightのアドリブ3コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・3コーラス目の特徴
出だしの異弦同音のフレーズはギタリストがよく使う歌わせ方です。
[J]のDMaj7のフレーズは11フレットを人差し指、13フレットを中指、14フレットを薬指セーハ 、17フレットを小指で弾くストレッチフォーム。
ただ、前のフレーズから人差し指を連続させることになるので、別ポジションで弾いているかもしれません。
[M]から始まるピアノソロでは残念ながらギターはお休みです。

ピアノとの4バース

タル・ファーロウStella By Starlightのドラムとの4バース楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightのドラムとの4バース楽譜ページ2
タル・ファーロウStella By Starlightのドラムとの4バース楽譜ページ3
タル・ファーロウStella By Starlightのドラムとの4バース楽譜ページ4

ピアノとの4バースでの特徴
お互いのフレーズを呼応させるのではなく、それぞれが独自のアドリブを展開させています

後テーマ・メロディ

タル・ファーロウStella By Starlightの後テーマ・メロディ楽譜ページ1
タル・ファーロウStella By Starlightの後テーマ・メロディ楽譜ページ2

後テーマ・メロディの特徴
出だしの異弦同音を同時にならすのはギターならではの手法です。

アルバム「This Is Tal Farlow」

Night And DayやAll The Things You Areなどギタリストが好きな曲が収録されているアルバムです。

『This Is Tal Farlow』

発売日:1958年
Tal Farlow - Guitar
Eddie Costa - Piano
Knobby Totah - Bass
Jimmy Campbell - Drums