楽譜製作とCD演奏を担当したチャーリー・パーカー曲集「harlie Parker Collection for JAZZ GUITAR」が発売されました。

ジャズ特有の音使いやリズム、フレージングが学べるチャーリー・パーカー作曲のメロディを20曲収録しています。

  • これからジャズを始める方
  • ジャズらしい音使いを学びたい方
  • ギターの演奏能力を向上させたい方

にオススメの本です。1日1曲、好きなメロディを選んでウォーミングアップに活用してみてください。

Charlie Parker Collection for JAZZ GUITAR
Charlie Parker Collection for JAZZ GUITAR

2015年12月21日発売
全20曲収載/128ページ

収録曲一覧

数多くあるチャーリー・パーカー作曲の中から、アドリブパートまでをギターで弾ける曲に厳選して収録しています。

チャーリー・パーカーのパートのみをコピーしているので、メインメロディではなくハモリパートになっている箇所もあります。よく知られているメロディとの違いも楽しみながら弾いてみてください。

01. BILLIE'S BOUNCE
02. CHERYL
03. RELAXIN' AT CAMARILLO
04. BARBADOS
05. PERHAPS
06. BLOOMDIDO
07. AU PRIVAVE
08. K.C.BLUES
09. BLUES FOR ALICE
10. CHI CHI
11. THRIVING ON A RIFF
12. MOOSE THE MOOCHE
13. AN OSCAR FOR TREADWELL
14. YARDBIRD SUITE
15. ORNITHOLOGY
16. DONNA LEE
17. DEWEY SQUARE
18. SCRAPPLE FROM THE APPLE
19. CONFIRMATION
20. MY LITTLE SUEDE SHOES

楽譜と音源はメロディと最初のチャーリー・パーカーのアドリブパートのみ収録しています。セカンドソロ、4バース、後テーマやエンディングはありません。

チャーリー・パーカーの原曲リスト

今回ギターアレンジしたチャーリー・パーカーの原曲をSpotifyでプレイリストにしました。

Charlie Parker Omnibookとの違い

チャーリー・パーカーのコピー譜で有名なものにオムニブックがあります。オムニブックはチャーリー・パーカー作曲の60曲のメロディ、アドリブを網羅している本です。

Charlie Parker Collection for JAZZ GUITAR
Charlie Parker Omnibook: For C Instruments. (Treble Clef Version)

MIやBerkLeeでも推奨されているので、ジャズをはじめた当時私も購入して取り組みましたが、すぐに挫折しました。その原因は五線譜からギターに置き換えられないことでした。どのポジションで弾けばいいのか、ピッキングはどうするのか、というギター特有の悩みです。

そこで本書はギタリストのためのオムニブックの入門編という立ち位置で、タブ譜付きにしました。さらに実際にそのポジションで弾くとどうなるかが分かるようにCD付きにしています。

ただし本書のタブ譜とCDはあくまで参考用で「正解」ではありません。ご自身にとっての「正解」を探すために活用してください。

本書の楽譜について

市販の楽譜フォントではなく、ジャズギタースタイルマスターで採用しているJAZZフォントを使っています。

Charlie Parker Collection for JAZZ GUITARサンプル楽譜

付属CD録音時のピッキングと運指も併記。フィンガリングテクニック(スライド、ハンマリング、プリングなど)は五線譜に書き込めるよう、タブ譜にのみ記譜しています。

本書のCDについて

付属CDはメロディからアドリブパートまで、本書に記譜してある楽譜全てを収録しています(巻末のイントロは未収録)。音源はカラオケも含め、コンピングの練習ができるようにドラムとベースのみにしています。

YouTubeではコンピングを加えた参考演奏動画を公開しているのでご活用ください。

01. BILLIE'S BOUNCE

02. CHERYL

03. RELAXIN' AT CAMARILLO

04. BARBADOS

05. PERHAPS

06. BLOOMDIDO

07. AU PRIVAVE

08. K.C.BLUES

09. BLUES FOR ALICE

10. CHI CHI

11. THRIVING ON A RIFF

12. MOOSE THE MOOCHE

13. AN OSCAR FOR TREADWELL

14. YARDBIRD SUITE

15. ORNITHOLOGY

16. DONNA LEE

17. DEWEY SQUARE

18. SCRAPPLE FROM THE APPLE

19. CONFIRMATION

20. MY LITTLE SUEDE SHOES

ジャズに必要なテクニックが身につく一冊

本書で紹介している20曲はジャムセッションで演奏される定番曲も入っています。まずはメロディパートのコピーからはじめてみてください。メロディパートをコピーするだけでもジャズに必要な基礎テクニックが身につき、ジャズらしい響きを覚えることもできます。

アドリブパートは本来完コピするためではなく、気に入った箇所をピックアップして(リックとして)自分の演奏に取り入れるためのものです。しかしアドリブパートの完コピにもメリットはあります。

  1. 運指とピッキングが鍛えられる
  2. 間違えないで弾くための集中力が鍛えられる
  3. 原曲のCDと合わせて演奏することで、リズム感を鍛えることができる

「この曲のアドリブまで全部コピーしたい!」と思える曲があったら積極的に完コピに挑戦してみてください。ジャズに必要なテクニックが確実に身につくはずです。本書がその手助けになれば幸いです。

Charlie Parker Collection for JAZZ GUITAR
Charlie Parker Collection for JAZZ GUITAR

2015年12月21日発売
価格¥ 2,376(税込)

収録しきれなかった曲はメロディパートのみ以下のページで紹介しています。

コメント一覧
  1. ジョーイさん、こんにちは。
    パーカー曲集、早速買ってきて「AU PRIVAVE」を練習しているところです。
    そこで質問です。
    ピッキングの参考例が載っているのですが、何か法則みたいなものはあるのでしょうか?
    自分が見たところ、ダウンで弾けるところは出来るだけダウンで、弦移動のある早いフレーズはエコノミー(スイープ)、アクセントのある音符はダウン、あとは前後の流れで弾きやすいように、という感じでしょうか。
    ピッキング(ダウンかアップか)の判断として何かアドバイス、あるいは練習方法などあればよろしくお願いします。

    • Aさん、こんにちは。パーカー曲集購入ありがとうございます。

       

      ピッキングに法則はありませんが、私の場合、ダウンとスウィープを使った方がチャーリー・パーカーのフィールを出しやすいので、ダウンとスウィープ中心に演奏しています。(まさにAさんのおっしゃるとおりです。)

       

      ピッキングの判断は弾きやすさではなく、原曲のチャーリー・パーカーの演奏と聞き比べて、どちらのピッキングの方が自分の理想とするフィールを出せるか、を基準に選ぶのがおすすめです。
      参考例を見ながら、「このフレーズは違うピッキングの方がいいのでは?」と思う箇所を直して、自分流の方法で演奏するのも良い練習になると思います。

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