ドラムとのフォーバースチェンジで次の入りがずれてしまいます。ドラムソロのときカウントを数えられるようにするにはどうすればいいでしょうか。

CDと合わせて練習するのがおすすめです

4バースは難しいですよね。私もジャズを始めたときは全然合わず苦労しました。フォーバースでカウントをとるコツはとにかくフォーバースに慣れることだと思います。そこでやった練習がコンピング楽器(ピアノやギター)の入っていないCDに合わせて一緒に演奏する方法です。4バース以外にもワンコーラス、16バース、8バースなどさまざまなバースが練習できます。
私がよく使っていたCDは次の3つです。

スタンダードで練習できるアルバム

ソニー・ロリンズ
『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』

1957年録音
Sonny Rollins — tenor saxophone
Wilbur Ware — double bass
Donald Bailey — double bass on afternoon set
Elvin Jones — drums
Pete LaRoca — drums on afternoon set

全編に渡ってサックス、ベース、ドラムのトリオ演奏なので、コンピングの練習、フォーバースの練習にうってつけです。

コンファメーションで練習できるアルバム

チック・コリア
『Three Quartets』

1981年発売
Chick Corea - Piano
Michael Brecker - Tenor saxophone
Eddie Gómez - Double Bass
Steve Gadd - drums

このアルバムに収録されているコンファメーションはチック・コリアがドラムを叩いています。ドラムとサックスのみなので、カウントを数える良い練習になります。

Giant Stepsで練習できるアルバム

ジョン・パティトゥッチ
『Now』

1998年発売
John Patitucci – bass
Chris Potter, Michael Brecker - Tenor Saxophone
John Scofield – guitars
Bill Stewart – drums

ベースとドラムのみのGiant Stepsです。1コラースのトレードもあるのでリズム感を鍛えるのにも最適です。

自分がバンドメンバーになっていると想定して演奏する練習はコンピングやリズム感を鍛えるのにも最適なのでぜひ取り入れてみてください。

フォーバースのカウントをとるだけならコンピング楽器のあるCDでも可能なので、持っているCDの中から探して練習してみてください。

ベーシスト目線での考え方

ベーシストはDrソロ中のカウントをキープする責任を持つものとして、けっこう慣れています。

ドラムソロの種類は大きく分けて2つあります。

    1. 自分で小節を考えながら演奏する
    1. ベーシストにカウントを一任して自由に演奏する

どちらの場合でもベーシストはドラマーのソロを聞きながらもカウントをキープしています。

ドラマーがカウントを間違った場合が一番難しく、次のアタマがずれることがありますが、 その場合ドラムのフレーズを聞いてドラマーのタイムにあわせるようにしています。

数をこなすうちに、また多くの音源を聴いているうちに、 ドラマーの崩し方やフレーズのずらし方、フリータイムへの入り方と戻り方など、 いろいろなアイデアが分かってきますので、そうするとフレーズを聴いてタイムがわかるようになります。

自分でタイムをキープしているドラマーは、ソロ中もハイハットペダルをタイムどおりに踏んでいることが多いので ハイハットに注目して聞いてみると戻りやすいかもしれません。

2003年 田熊健 寄稿