曲名がNからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)

THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Nで始まる9曲を紹介します。

「Nature Boy」のようなナット・キング・コールのヒット曲や、ウェイン・ショーター「Nefertiti」、ジョー・ヘンダーソン「No Me Esqueca」といったジャズマンの自作曲に、アル・ジャロウ「Never Givin’ Up」、マイケル・ブレッカー「Not Ethiopia」など80年代のフュージョンが加わります。

パット・マルティーノが『Starbright』で弾いた「Nefertiti」はぜひ聴いておきたい演奏です。

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目次

Nature Boy

eden ahbezの作詞作曲。ナット・キング・コールが1947年8月22日に録音し、1948年3月にCapitolからシングルとして発売されました。編曲と指揮はフランク・デヴォールです。

ビルボードのポップ・チャートで1位になり、100万枚以上を売り上げるヒットになりました。

ジャズでは、マイルス・デイヴィスの『Blue Moods』(1955年)、ジョン・コルトレーンの『The John Coltrane Quartet Plays』(1965年)などの録音があります。

ジョージ・ベンソン

1977年の『In Flight』に収録。キーはFm。ベンソンがギターを弾きながら歌っています。プロデュースはトミー・リピューマ、オーケストラの編曲はクラウス・オガーマンです。

ジョー・パス

エラ・フィッツジェラルドとのデュオ・アルバム『Fitzgerald and Pass… Again』(Pablo、1976年)に収録。キーはGmです。

Nefertiti

Wayne Shorter作曲。1967年6月7日にマイルス・デイヴィス・クインテットが録音し、1968年のColumbia盤『Nefertiti』のタイトル曲になりました。

メンバーはマイルス・デイヴィス(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)です。

管楽器はソロを取らずにテーマを繰り返し、その下でリズム・セクションが即興を展開します。伴奏とソロの役割が逆になった演奏として知られています。

パット・マルティーノ

1976年の『Starbright』に収録。ギル・ゴールドスタイン(kb)、ウィル・リー(b)らが参加しています。

Never Givin’ Up

Al JarreauとTom Canningの共作。1980年のアル・ジャロウのアルバム『This Time』(Warner Bros.)の1曲目で、プロデュースはギタリストのジェイ・グレイドンです。

シングルはR&Bチャートの26位に入り、グラミー賞の最優秀R&B男性ボーカル・パフォーマンスにノミネートされました。

Never Make Your Move Too Soon

クルセイダーズのドラマーStix Hooper作曲、Will Jennings作詞。B.B.キングがクルセイダーズと組んだ1978年のアルバム『Midnight Believer』(ABC)に、「Never Make A Move Too Soon」のタイトルで収録されました。

ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、スティックス・フーパーらクルセイダーズのメンバーが演奏し、B.B.キングがギターと歌を担当しています。シングルはビルボードのソウル・チャートで19位になりました。

Nigerian Marketplace

Oscar Peterson作曲。1981年7月16日、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音で、1982年のPablo盤『Nigerian Marketplace』のタイトル曲です。

メンバーはオスカー・ピーターソン(p)、ニールス・ペデルセン(b)、テリー・クラーク(ds)のトリオです。

ジョー・パス

オスカー・ピーターソン・ビッグ4のライブ盤『Freedom Song』(Pablo、1983年)に収録。1982年2月の東京公演の録音で、メンバーはピーターソン(p)、ジョー・パス(g)、ニールス・ペデルセン(b)、マーティン・ドリュー(ds)です。

Nightlake

ピアニストのRichie Beirach作曲。最初の録音は、バイラークが参加したジョン・アバークロンビー・カルテットのECM盤『Arcade』(1978年12月録音、1979年発売)です。

メンバーはジョン・アバークロンビー(g)、リッチー・バイラーク(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、ピーター・ドナルド(ds)。アルバムの5曲のうち3曲がバイラークの作曲です。

No Me Esqueca

Joe Henderson作曲。1971年5月12日に録音したMilestone盤『In Pursuit of Blackness』の1曲目です。

1963年のBlue Note盤『Page One』で発表した自作曲「Recorda Me」を、テンポを上げて作り直した曲です。ポルトガル語で「Recorda Me」は「私を思い出して」、「Não Me Esqueça」は「私を忘れないで」という意味です。

メンバーはジョー・ヘンダーソン(ts)、カーティス・フラー(tb)、ピート・イエリン(as)、ジョージ・ケイブルス(el-p)、スタンリー・クラーク(b)、レニー・ホワイト(ds)です。

Not Ethiopia

Michael Brecker作曲。最初に発表されたのは、ステップス(のちのステップス・アヘッド)が六本木ピットインで録音したライブ盤『Smokin’ in the Pit』(日本コロムビア、1981年)です。

メンバーはマイケル・ブレッカー(ts)、マイク・マイニエリ(vib)、ドン・グロルニック(p)、エディ・ゴメス(b)、スティーヴ・ガッド(ds)。ギターの渡辺香津美がゲストで参加しています。

同じ1981年には、ブレッカー・ブラザーズもアルバム『Straphangin’』(Arista)で録音しています。

Nothing Personal

ピアニストのDon Grolnick作曲。最初の録音は、マイケル・ブレッカーの初リーダー作『Michael Brecker』(Impulse!、1987年)で、プロデュースはブレッカーとグロルニックです。

メンバーはマイケル・ブレッカー(ts)、パット・メセニー(g)、ケニー・カークランド(key)、チャーリー・ヘイデン(b)、ジャック・ディジョネット(ds)。パット・メセニーもソロを弾いています。