曲名がPからはじまるスタンダード(THE NEW REAL BOOK Vol.1)
THE NEW REAL BOOK Vol.1に収録されている、Pで始まる9曲を紹介します。
「Polkadots And Moonbeams」のような1940年のスタンダードや、ソニー・ロリンズ「Pent Up House」に、マイケル・ジャクソン「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」、クルセイダーズ「Put It Where You Want It」、ウェザー・リポート「Plaza Real」、アジムス「Partido Alto」といった70〜80年代のポップスやフュージョンが加わります。
ウェス・モンゴメリーが『The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery』で弾いた「Polkadots And Moonbeams」はぜひ聴いておきたい演奏です。
YouTubeプレイリスト(YouTube公式のリンクに限定しています)
Spotifyプレイリスト
Papa Lips
サックス奏者のBob Mintzer作曲。最初の録音は、ミンツァーのビッグバンド「ホーン・マン・バンド」のアルバム『Papa Lips』です。1983年にニューヨークで録音され、中村照夫のプロデュースで日本のCBSソニーから発売されました。
現在公式で配信されているのは1989年の『Urban Contours』収録バージョン。
Partido Alto
ブラジルのキーボード奏者José Roberto Bertrami作曲。最初の録音は、ベルトラミが在籍したトリオ、アジムスの1979年のアルバム『Light as a Feather』の1曲目です。
リードシートはアイアート・モレイラのバージョンを元にしています。
ドミニク・ミラー
2004年のアルバム『Third World』(Q-Rious Music)に収録されています。
Pent Up House
Sonny Rollins作曲。1956年3月22日に録音されたPrestige盤『Sonny Rollins Plus 4』の最後の曲です。
ケニー・バレル
1978年12月15日、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音。ラリー・ゲイルズ(b)、シャーマン・ファーガソン(ds)とのトリオで、1981年にMuseから『Kenny Burrell in New York』として発売されました。キーはF。
Plaza Real
Wayne Shorter作曲。ウェザー・リポートの1983年のアルバム『Procession』(Columbia)に収録されています。
曲名はバルセロナのレイアール広場のこと。ショーターがこの広場でフラメンコの演奏者に出会った体験から生まれた曲です。録音では、ホセ・ロッシーがコンサーティーナでメロディを弾き、ジョー・ザヴィヌルがアコーディオンで伴奏しています。
Polkadots And Moonbeams
Jimmy Van Heusen作曲、Johnny Burke作詞。1940年3月4日に、フランク・シナトラが歌うトミー・ドーシー楽団が録音しました。ヴォーカルパートのキーはEb。
リードシートはエルモ・ホープのバージョンを元にしています。
ウェス・モンゴメリー
1960年1月録音のRiverside盤『The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery』に収録。トミー・フラナガン(p)、パーシー・ヒース(b)、アルバート・ヒース(ds)とのカルテットです。キーはG。
エミリー・レムラー
1984年5月28日、ラスベガスの4 Queensでのライブ録音。2024年にResonanceから発掘音源『Cookin’ at the Queens』として発売されました。キーはC。
Portrait Of Tracy
ベーシストのJaco Pastorius作曲。1976年のデビュー・アルバム『Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアスの肖像)』(Epic)に収録されたベースのソロ曲です。
曲名は最初の妻トレイシーにちなんだもの。ハーモニクスを全面的に使い、ハーモニクスと実音を重ねて和音を作っています。
Promenade
ピアニストのDenny Zeitlin作曲。1983年にロサンゼルスで録音したアルバム『Tidal Wave』(Palo Alto Records)に収録されています。
アルバムにはジョン・アバークロンビー(g)、チャーリー・ヘイデン(b)、ピーター・ドナルド(ds)が参加しています。
Put It Where You Want It
Joe Sample作曲。クルセイダーズの1972年のアルバム『Crusaders 1』(Blue Thumb)の1曲目です。
シングルとしてもヒットし、1973年にはアヴェレージ・ホワイト・バンドがカバーしました。原曲の録音には、ラリー・カールトンがギターで参加しています。
ラリー・カールトン
2001年のアルバム『Deep Into It』(Warner Bros.)に収録。カーク・ウェイラム(sax)らが参加しています。
P.Y.T. (Pretty Young Thing)
James Ingram、Quincy Jonesの作詞作曲。マイケル・ジャクソンの1982年のアルバム『Thriller』(Epic)に収録され、1983年にシングルとして発売されてBillboard Hot 100で10位に入りました。
プロデュースはクインシー・ジョーンズ。ジャネット・ジャクソンとラトーヤ・ジャクソンがバック・コーラスで参加し、ギターはポール・ジャクソンJr.が弾いています。