Wes MontgomeryのImpressionsインプレッションズはいくつかバージョンがありますが、ここでは1965年ニューヨークのThe Half Noteで行われたライブでの演奏をタブ譜付きギタースコアにしました。

ウェス・モンゴメリーは代名詞オクターブ奏法やコードソロを使った9コーラスに及ぶ怒涛のソロを展開。マイナーコード上でのアドリブアイデアを学ぶのにも最適です。

YouTubeに公式音源がアップされているので、楽譜と合わせながら聴いてみてください。

前テーマ・メロディ

ウェス・ モンゴメリーimpressionsの前テーマ・メロディ楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの前テーマ・メロディ楽譜ページ2

前テーマ・メロディの特徴
Dm7では単音を使い、Ebm7ではオクターブとコード(Ebm9)を使っています。
5小節目2拍目のC音はライブ動画では3弦5フレットを使っていますが、CDの音色は高音が強調されているので、2弦1フレットを選んでいます。
スポンサーリンク

アドリブ・1コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ1コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ1コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ1コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・1コーラス目の特徴
出だしはドリアンスケールの6thを強調させたフレーズ。以後コードトーンを中心に展開させたメロディアスなアドリブが続きます。
スポンサーリンク

アドリブ・2コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ2コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ2コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・2コーラス目の特徴
[G]は2小節のモチーフを使ったアドリブ。[H]は3拍のモチーフを使ったアドリブです。

アドリブ・3コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ3コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ3コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ3コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・3コーラス目の特徴
[J]はコードソロとオクターブを混ぜた2小節パターンの繰り返し。
[K]はオクターブ奏法を使ったアドリブです。

アドリブ・4コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・4コーラス目の特徴
[M]からオクターブ奏法を使ったアドリブが始まります。

アドリブ・5コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ5コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ5コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・5コーラス目の特徴
引き続きオクターブ奏法。Dm7ではDドリアンスケール。Ebm7ではEbドリアンスケールを使ったフレージングです。

アドリブ・6コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ6コーラス目楽譜ページ3
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ6コーラス目楽譜ページ4

アドリブ・6コーラス目の特徴
[S]後半で出てくるオクターブ奏法にスライドを組み合わせた歌わせ方が特徴です。

アドリブ・7コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・7コーラス目の特徴
[V]からコードソロ。マイナー9thコードと半音アプローチの組み合わせが中心です。
ディミニッシュのコードフォームはA7(b9)-Dm7のV7-Im7からきています。

アドリブ・8コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ8コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ8コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・8コーラス目の特徴
引き続きコードソロ。マイナー9thのコードフォームに加えマイナー7thのドロップ2やG7のドロップ2も加わります。
G7はDm6(11)と考えることもできます。

アドリブ・9コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・9コーラス目の特徴
3拍のリズムモチーフを使ったアドリブ。コードフォームは全てマイナー9thです。

後テーマ・メロディ、エンディング

ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのエンディング

後テーマ・メロディ、エンディングの特徴
Dm7のメロディは前テーマと同じ。Ebm7はコードソロになっています。
エンディングはオクターブ奏法を使った2小節パターンの繰り返しです。

アルバム「Smokin at the Half Note」

impressionsは名盤Smokin at the Half Noteの2005年リマスター版11曲めに収録されています。名盤と呼ぶにふさわしい熱い演奏が満喫できるアルバムです。

収録曲

  1. No Blues (Miles Davis) – 12:57
  2. If You Could See Me Now (Tadd Dameron, Carl Sigman) – 8:21
  3. Unit 7 (Sam Jones) – 6:44
  4. Four on Six (Montgomery) – 6:43
  5. What's New? (Bob Haggart, Johnny Burke) – 6:10
  6. Willow Weep for Me (Ann Ronell) – 9:08
  7. Portrait of Jennie (Gordon Burdge, J. Russell Robinson) – 3:27
  8. The Surrey with the Fringe on Top (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) – 6:12
  9. Oh, You Crazy Moon (Jimmy Van Heusen, Johnny Burke) – 5:29
  10. Misty (Erroll Garner) – 6:55
  11. Impressions (John Coltrane) – 5:03
『Smokin at the Half Note』

1965年録音
Wes Montgomery – guitar
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums

 

ウェイントン・ケリーのComplete Live At The Half Noteの4曲目にも同じバージョンが収録されています。YouTubeで全曲公式音源が聴けるのでライブ感に浸ってみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=p-JuPL3uFJ4&list=OLAK5uy_k4ypx4zJq_HAXY-_2DGuwWg1KjQeEpOnM

『Complete Live At The Half Note』

1965年録音
Wes Montgomery – guitar
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums
スポンサーリンク