Wes MontgomeryのImpressionsインプレッションズはいくつかバージョンがありますが、ここでは1965年ニューヨークのThe Half Noteで行われたライブでの演奏をタブ譜付きギタースコアにしました。

ウェス・モンゴメリーは代名詞オクターブ奏法やコードソロを使った9コーラスに及ぶ怒涛のソロを展開。マイナーコード上でのアドリブアイデアを学ぶのにも最適です。

音源を聴きながら楽譜を追ってみてください。

『Smokin at the Half Note』
1965年録音
Wes Montgomery – guitar
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums

前テーマ・メロディ

ウェス・ モンゴメリーimpressionsの前テーマ・メロディ楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの前テーマ・メロディ楽譜ページ2

前テーマ・メロディの特徴
Dm7では単音を使い、Ebm7ではオクターブとコード(Ebm9)を使っています。
5小節目2拍目のC音はライブ動画では3弦5フレットを使っていますが、CDの音色は高音が強調されているので、2弦1フレットを選んでいます。

アドリブ・1コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ1コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ1コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・1コーラス目の特徴
出だしはドリアンスケールの6thを強調させたフレーズ。以後コードトーンを中心に展開させたメロディアスなアドリブが続きます。

アドリブ・2コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ2コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ2コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・2コーラス目の特徴
[G]は2小節のモチーフを使ったアドリブ。[H]は3拍のモチーフを使ったアドリブです。

アドリブ・3コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ3コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ3コーラス目楽譜ページ2

アドリブ・3コーラス目の特徴
[J]はコードソロとオクターブを混ぜた2小節パターンの繰り返し。
[K]はオクターブ奏法を使ったアドリブです。

アドリブ・4コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ4コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・4コーラス目の特徴
[M]からオクターブ奏法を使ったアドリブが始まります。

アドリブ・5コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ5コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ5コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ5コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・5コーラス目の特徴
引き続きオクターブ奏法。Dm7ではDドリアンスケール。Ebm7ではEbドリアンスケールを使ったフレージングです。

アドリブ・6コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ6コーラス目楽譜ページ3
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ6コーラス目楽譜ページ4
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ6コーラス目楽譜ページ4

アドリブ・6コーラス目の特徴
[S]後半で出てくるオクターブ奏法にスライドを組み合わせた歌わせ方が特徴です。

アドリブ・7コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ7コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・7コーラス目の特徴
[V]からコードソロ。マイナー9thコードと半音アプローチの組み合わせが中心です。
ディミニッシュのコードフォームはA7(b9)-Dm7のV7-Im7からきています。

アドリブ・8コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ8コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ8コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ8コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・8コーラス目の特徴
引き続きコードソロ。マイナー9thのコードフォームに加えマイナー7thのドロップ2やG7のドロップ2も加わります。
G7はDm6(11)と考えることもできます。

アドリブ・9コーラス目

ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsのアドリブ9コーラス目楽譜ページ3

アドリブ・9コーラス目の特徴
3拍のリズムモチーフを使ったアドリブ。コードフォームは全てマイナー9thです。

後テーマ・メロディ、エンディング

ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ楽譜ページ1
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ楽譜ページ2
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ・エンディング楽譜ページ3
ウェス・ モンゴメリーimpressionsの後テーマ・メロディ・エンディング楽譜ページ3

後テーマ・メロディ、エンディングの特徴
Dm7のメロディは前テーマと同じ。Ebm7はコードソロになっています。
エンディングはオクターブ奏法を使った2小節パターンの繰り返しです。

アルバム「Smokin at the Half Note」

impressionsはSmokin at the Half Noteの2005年リマスター版11曲めに収録されています。ライブ盤ならではの熱い演奏が満喫できるアルバムです。

収録曲

  1. No Blues (Miles Davis) – 12:57
  2. If You Could See Me Now (Tadd Dameron, Carl Sigman) – 8:21
  3. Unit 7 (Sam Jones) – 6:44
  4. Four on Six (Montgomery) – 6:43
  5. What's New? (Bob Haggart, Johnny Burke) – 6:10
  6. Willow Weep for Me (Ann Ronell) – 9:08
  7. Portrait of Jennie (Gordon Burdge, J. Russell Robinson) – 3:27
  8. The Surrey with the Fringe on Top (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) – 6:12
  9. Oh, You Crazy Moon (Jimmy Van Heusen, Johnny Burke) – 5:29
  10. Misty (Erroll Garner) – 6:55
  11. Impressions (John Coltrane) – 5:03
『Smokin at the Half Note』
1965年録音
Wes Montgomery – guitar
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums

 

ウェイントン・ケリーのComplete Live At The Half Noteの4曲目にも同じバージョンが収録されています。

『Complete Live At The Half Note』
1965年録音
Wes Montgomery – guitar
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums